主観性と客観性
人は結局、相手を通して自分を見つめることしかできない。
仕事や対人関係で良い印象を与えたいのであれば、常に「相手が自分をどう見ているのか」と意識しなくてはならない。
「相手が自分をどう見てるのか」 それが相手にとっての『あなた』という存在なのだから。
そして、もし相手が自分に対して何か「主観的なもの」を望んでいるのであれば、それは相手が望む「主観的なもの」として出さなくてはならない。
例えば、馴染の無い人とデザートの話をしているときに「あなたは何が好き?」と聞かれて「お好み焼き」なんて答えれば、その後の対人関係は曇る一方となるだろう。(例外として、逆に好印象を持たれる場合もあるが…)
結局、「主観性」などというものは対人関係において全く役に立たないのだ。
自分の過去の負の経験を、新たな『善意』の相手にその不満をぶつけても、相手は困惑するだけで、あなたの望む何かを得ることはできないだろう。
自分と相手。これを互いに客観視できるようにならないと、あなたの望む世界は拓けない。